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季節のおすすめ -弥生-
伝統行事と友禅柄

2025.02.21

2月も折り返しを迎え、あと1週間で3月ですね。

奈良では3月といえば、
毎年、東大寺二月堂で行われている
「修二会」(通称:お水取り)が有名です。
奈良時代から一度も途絶えることなく、
今年で1274回目を迎える不退の行法です。

3月1日から14日までの2週間、
練行衆と呼ばれる11名のお坊様が
国の安泰や五穀豊穣など人々の幸せを願い、
観音様に祈りを捧げます。

ニュースなどで、お松明から火の粉が飛び散る
迫力満点の映像をご覧になった方も
おられるのではないでしょうか。
S__2637843 明度補正.jpg

このお松明はお坊様の足元を照らすための灯りで
お松明を頼りに二月堂へ入堂されたお坊様は、
この後、初夜、後夜と深夜まで祈りを捧げます。

そして、修二会の見所の一つが、
二月堂内に飾られる、造花の椿です。
「花拵え」と称され、3月の本行を迎える前に
練行衆自ら、椿の花を手づくりします。

白雪では、この造花の椿から着想を得た
【椿】柄の商品をお作りしております。

手巾 角度反転.jpg

修二会が近づくと、この造花の椿を模した和菓子が
奈良の和菓子屋さんに並び始めます。

椿 和菓子01 のコピー.jpg

和菓子屋さんによってデザインや味に違いがあり
食べ比べをするのも楽しいですね。


椿(3月) | 白雪ふきんオンラインショップ

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≪日本の四季シリーズ≫
【椿(弥生)】
千年以上も昔から絶える事なく続く
東大寺二月堂のお水取り。
薄明かりの中に平和を願う練行衆の姿と
供えられた椿の花がうかびます。
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