コラム「古都で愉しむ桜」
奈良 桜の名所〈前編〉
2023.03.15
古都・奈良では、古くから桜の花を愛でる気持ちであふれ、
多くの歌にも読まれて参りました。
今回は、白雪からもほど近い、奈良市内の桜の名所をご紹介致します。
【奈良八重桜】
百人一首でも有名な、こちらの桜。
東大寺塔頭「知足院」にある「奈良八重桜」を
原木として天然記念物に指定されており、
昔も今も、人々の心を魅了し続けます。
見頃:4月下旬
【佐保川】
5㎞以上の桜並木には、染井吉野を中心に、
江戸時代の奉公ゆかりの樹齢160年の川路桜も見られ、
昔から多くの歌にも詠まれてきた趣ある場所です。
見頃:3月末~4月上旬
【奈良県護国神社】
戦没者をお祀りするための神社。
境内には「高円の杜」と呼ばれる広大な鎮守の森があり、
染井吉野が植樹されています。
白雪ふきんにも近く、地元の方々に知られた隠れた名所です。
奈良にお越しの際には、桜を通して、
日本人が大切にしてきた和の心を
感じていただけましたら幸いです。